単身赴任先へ出発の日のことです。
いい別れかたではなかったので、あまり思い出したくないですね…でも、忘れないように書いておきます。
単身赴任で、家族と別れてくらすのは、もちろんさみしいですが、会えなくなるわけでもないし、会おうと思えば会えるので、悲しいとまでは思わないと思ってました。
しかし、幼い娘と別れるのは、悲しかったですね。
父親は娘がとくにかわいく思うのか?幼いからとくにかわいいと思うのか?じぶん自身でも不思議に思いますね。

奥さんも、息子も、単身赴任で離れてくらすけど、また会えるのは、もちろん理解しているので、「さみしい思い」ですむのかなと思います。
しかし、娘は単身赴任で離れてくらすことを、まだ理解できませんから、心配でした。
ある日、突然、パパが帰ってこなくなるんですから。
なので、単身赴任先へ出発の日は、理解しないまま、怒って別れて、そして後で、パパがいなくなったと悲しい思いをさせるのが、つらかったですね。
そして、わたし自身も悲しかった。「さよなら」とか「バイバイ」は、もう会えなくなる気がして、家族にはいえませんでした。
今となっては、いい経験だったと思えます。
「あたりまえのことに幸せがつまっている」と思えるようになり、以前と比べ、一日一日大切にくらせていると思います。なんとな〜くすごすことが少なくなりました。
別れは悲しく、人を成長させる。
でも、もう別れは経験したくないですね。本音では。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!